お墓の引越しには、証明書など手続きが色々と必要になります。
流れを順番に見ていきましょう。
- 「改葬許可申請書」を取得し、記入する
- 申請は、現在使用しているお墓のある市町村の役所で行います。(※新しい引越し先の市町村ではないので注意!)用紙は各役所のホームページでダウンロードできますし、取りに行ったり郵送してもらうことも可能です。
- 現在の墓地の管理者に記入してもらう
- 「改葬許可申請書」には管理者が書く欄もあるので、
持って行って必要事項を記入・捺印してもらいましょう。
これがお骨が埋葬されていることの証明になります。
- 新しい引越し先の墓地にて、「受入れ証明書」
を発行してもらう - 購入した際にもらう「永代使用承諾証」(墓地の権利証)が代用となる所もあります。
- 市町村役所より「改葬許可証」を発行してもらう
- ①と②で記入した「改葬許可申請書」と③でもらった「受入れ証明書」を役所に提出し、「改葬許可証」を新たにもらいます。
※申請者と、現在のお墓の所有者が違う時(分骨の場合など)は、もう1つ「改葬承諾書」という書類手続きが必要となるので確認しましょう。
- お骨を出して、墓地を返還する
- 一般的にお骨を出す時、「魂抜き」と呼ばれるお経をあげてもらうことが多いです。
その後、石材店に依頼して墓石を撤去し、更地の状態にしてから返還となります。
もちろん元の墓地を残す場合は必要ありません。
- 新しいお墓にお骨を埋葬する
- 引越し先墓地の管理者に「改葬許可証」を提出し、
お墓にお骨を納めて完了となります。
ここでの一連の流れはあくまで代表的な例です。
各市町村によって、用紙や手続きの詳細が違ってきたりもするので、
「何」が必要なのかを、きちんと役所に確認してください。
要望・状況によって工事内容もさまざまですので、石材店に相談してみましょう。
- 古くなった石碑や外柵を新しく建て直したい
- 文字や家紋を削って新しく彫り直したい
- シミや水アカなどの汚れを取り除きたい
- ひび割れや欠けてしまった部分を補修したい
- 耐震施工にしてほしい
- 墓誌や塔婆立てを追加したい
- 植木や雑草を取り除きたい